クラシックギターの蘇生

昔のクラシックギターの修理をご紹介します。

「昔のクラシック」?と思うかもしれませんが、そう言うしかないのです。

長い年月がんばってきたギター。実物はこの画像よりかなり悲惨です。中のラベルに製作者の名前が漢字で!

このギターは日本のクラシックギター作家の草分けの一人である中出阪蔵氏の弟で「中出留吉」の作品です。しかしながら、相当酷使されており悲壮感ただよう状態になっていました。

ガーン!首の皮一枚でかろうじてつながっている状態。

ネックは折れていて、トップの割れはなんと8箇所にのぼります。

塗装の劣化や長年の汚れや無数のキズなど問題山積みです。 “クラシックギターの蘇生” の続きを読む